2020年に放送されたドラマの中では、おそらく人気・視聴率共にNo.1になるであろう半沢直樹2、ついに9月27日に最終回が放送されましたね。
ちょっと半沢ロスになりかけていますが、今回のドラマ出演者の中で、アンジャッシュの児島一哉さんの役が結構重要どころで、素人が偉そうにいうことではないですが、いい演技されていたと思います。
児島さんの俳優としての評価が上がる一方、今後のアンジャッシュの活動再開に向けて影響があるのかなど考察してみました。
デビューする前から苦労人
児島一哉さんは、東京都出身の1972年7月16日生まれのA型です。
1993年に渡部建さんとコンビを組み、アンジャッシュとしてデビューしますが、そこにたどり着くまでにも結構苦労してるんですよね。
まず意外だったのは、ジャニーズ事務所に履歴書を2回送ったことがあるそうです。
アイドルになるのが夢だったのか・・・でもアイドルらしい爽やかな笑顔とか、児島さんからはちょっと想像つかないですかね。(笑)
残念ながら、ジャニーズ事務所からは音沙汰なく、その後にお笑い芸人を目指そうとしましたが、当時の東京には、NSCみたいなお笑いの養成所がなかったので、どうしたらいいのか迷ったそうです。
そんな中、中学校の先輩だったヒロミさんに弟子入りを志願したいとヒロミさんの母親を通じて連絡をとるも、断られています。
親を通じて連絡をとるなんて、よくできたなと思ったら、ヒロミさんの妹と児島さんは同級生だったそうで、妹さんにお願いをして実現したんでしょうね。
そういう巡り合わせがあるというか、妹さんと仲良しだったんでしょう。
普通なら同級生だからといって、連絡をとってもらうなんてなかなかできないですよね。
八方塞がりになりかけた中、プロダクション人力車がお笑いスクールを開講すると聞いて、受験を申し込んだんですが、7名いた受験生の中で、そこでも不合格になりかけたそうです。
理由は、声がちいさく、人と目を合わせないし、外見もよくないからだったそうです。
うーん、これは第一印象で相手に悪くみられる代表行動ですねぇ。
お笑いの道を目指す人って、大半は学生時代からクラスメイトを笑わせてたりして人気があったり、良くも悪くも目立っている人が選択しそうなイメージがありますが、児島さんはそういう感じじゃなかったんですね。
ただ、授業料が払えるならと補欠入学的にOKをもらったそうです。
そんな滑り込みセーフ的に入学したのにも関わらず、お笑いスクールの中ではリーダー格になっていたそうですが、結局相方が出来ずに、当初はピン芸人としてデビューしています。
とんねるずさんに憧れていたこともあり、同級生コンビを組みたいと片っ端から友人を誘っていくも、断られ続けて、五人目でようやく高校の同級生だった渡部建さんのOKをもらい、ようやくコンビとして活動できるようになりました。
〇〇派とか、お笑いでも聞きますが、関東出身のお笑いを目指す人たちの憧れは、やはりとんねるずさんという意見は多いですね。
お笑いブームで知名度が上がるもコンビ格差に悩んでいた?
お笑いブームでネタ番組がTVで多数放送され、アンジャッシュも世間の認知度が上がりました。
アンジャッシュは、やっぱりコントが秀逸で、お互いが勘違いをしながらどんどん話が進んでいく完成度の高いコントは他国でマルパクリされて話題になるなど、芸人としての評価も上がっていきました。
そんな中、お笑いブームが去り、ネタ番組が減っていくと、MCができる大人気芸人は司会者として成功していくも、大多数の芸人さんはTV出演が減っていき、厳しい状況に陥りました。
アンジャッシュのお二人も例に漏れず、仕事が減っていく中で、それぞれが生き残るためにお笑い以外の道を模索していきます。
渡部さんは、趣味の食べ歩きや高校野球観戦などを活かし、情報発信していくことで注目され、情報番組などへの出演が増えていきました。
一方の児島さんも、趣味の麻雀でプロ資格をとるなどして仕事に活かせるように努力をしました。
この頃から、二人の仕事量に変化が出てきます。
渡部さんはグルメ関係でTVにひっぱりだこになり、甲子園の季節になると高校野球芸人として、アメトーークなど人気番組に多数出演するようになり、王様のブランチで総合司会に抜擢されるなど、お笑い以外でも、順調に仕事が増えていきました。
一方の児島さんは、プロ雀士になるも、世間的にはあまり認知されずに、お笑い番組では、いじられ芸人として人気が出始めます。
名前を間違えて、「児島だよ!」と大声でツッコむパターンは鉄板ネタになりましたよね。
児島さん本人は、当初は本当に怒っていたみたいですが、もう鉄板パターンになったのでしぶしぶ容認した感が見ていてありましたよね。
この頃から、渡部さんはグルメに関する仕事が中心となり、コンビとして二人で番組出演などは減っていきました。
地上波のテレビでは、圧倒的に渡部さん一人での出演が増え、児島さんはコンビ格差に悩んでいたのかもしれません。
意外と長い俳優としてのキャリア
半沢直樹2でも、チョイ役ではなく、ストーリーの重要なキーパーソンとして出演して、演技の評価も上々のようです。
私が初めて児島さんが俳優として出演したドラマを見たのは、前回の半沢直樹の後に放送された「ルーズヴェルトゲーム」でした。
この時の役は営業部部長で、スーツをビシッと着て、ストーリーに深く関係する重要な情報を入手するなど、いい演技をされていました。
このドラマ放送は2014年で、児島さんって俳優としても仕事し始めたんだと、ちょっと驚いたんですが、調べてみると随分前から俳優としての仕事をされていました。
児島さんの俳優としての最初の出演作品は2008年で、黒沢清監督作品「トウキョウソナタ」からでした。
この作品で、演技の評価を得てその後、大河ドラマや話題作にも出演されていました。
今回の半沢直樹2でも、なかなか重要や役を演じ好評を得ているようなので、今後ますます俳優としての仕事が増えていくかもしれませんね。
前回の半沢直樹に出演した俳優さんで認知度が上がり、その後大ブレイクした俳優さんがたくさんいましたよね。
俳優としての確固たる地位を確立した堺雅人さんや香川照之さん、オネエキャラで黒崎を演じた片岡愛之助さん、半沢直樹の上司役の吉田鋼太郎さんはもちろんのこと、なんといっても大ブレイクしたのは、滝藤賢一さんだといっても過言ではないでしょう。
血走った目で追い詰められた表情、圧巻の演技だったと思います。
実際にドラマ終了後、滝藤賢一さんはひっぱりだこですもんね。
半沢直樹2では、出演がなくて少し残念でしたが、今回注目を浴びたのが、江口のりこさんと児島さんだと個人的には思っています。
江上のりこさんはキャリアも長く、2020年も半沢直樹以外でたくさんのドラマに出演されていますが、今後ますます人気が上がると予想します。
そして、児島さん、今後注目を集めて俳優としての仕事が増えていくにつれ、活動の幅ももっと増えていくのでは思います。
まとめ
児島一哉さんの演技が注目され、今後俳優としての仕事がますます増えていくかもしれません。
そうすることで、アンジャッシュというコンビ名も世間から忘れられることはないと思います。
似たコンビ名のアンタッチャブルも二人での活動まで10年かかりましたよね。
ただ、アンタッチャブル山崎さんはずっとお笑いの最前線で頑張っていましたので、ちょっと事情が違うかもしれませんね。
ただ、多方面で才能を開花させつつある児島一哉さんの今後の動向は要チェックではないでしょうか?
では、最後まで見ていただきありがとうございました。
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